仮定法2-後悔しないに越したことはないけれど…な件


Hello, everyone!

麻布ブレインズ英会話スクール講師のYukkieです。

今回は以前書いた仮定法1 の続きです。仮定法1では、 現在の事実と違うことを言う時、時制を過去にすることで今起きてる事実と違うことを表すよ!と説明しました。今回は過去に起きた事実と違うことを言いたいとき、英語ではどう言い表すか解説しますね。

みなさんにも一度や二度とはあるはずです、” ああ、あの時こうしてればよかった ” とか ” ○○してたら△△だったのに ” とか。いわゆる後悔ってやつですね。でもいくら後悔したとて起こってしまった事実は変えられませんよね。なので英語では過去の出来事なんだけどあえて時制を過去完了に することで ” 本当に過去に起こった出来事じゃあないですよ ” ということを言い表します。で、今回は私の人生最大の後悔を例に挙げてお送りしたいと思います。

まずは次の例文を見てください。

If I had raised my hand, I could have sung with Bryan.(もし私が手を挙げていたら、Bryanと歌えたかもしれなかったのに😭)

…意味不明ですね、はい。これは何かと申しますと、かれこれ21年前のBryanのコンサートでの出来事なんです。以前、私がBryan Adamsというミュージシャンの大ファンだと書きましたが、この当時のBryanはコンサートで毎回女の子を一人選んでステージに上げて彼のデュエット曲を一緒に歌ってたんですね。で、その日のコンサートの私の席がBryanに真正面の真ん前の席で、” 今日のデュエットは私がもらった!” と確信してました。だがしかし、いざその瞬間が来てBryanが私を見た時、私は手を挙げるどころか隣にいた友人の後ろに隠れてしまいました。それから6秒くらい変な間があった後にBryanは別の女の子を選び一緒に歌いました、とさ(泣)これが私が千載一遇のチャンスをふいにした瞬間でございます。説明が長くなってしまいましたが、これを図解しましたのでご覧ください。

上の英文は2021年の現在から見たら過去の事実を表しているので過去形になっています。まぁ当たり前ですね。では下の英文はどうでしょう。同じ2000年の6月の時点で現在から見たら過去なはずなのに過去完了になっています。もうお分かりでしょう、これは本当に起こった出来事じゃあありませんよということを表してます、そう、私はBryanと歌えなかったぁ~、うううっ😭

私の生きる上でのモットーの一つはできるだけ後悔しないことなんですが、この出来事だけは21年経った今も胸にチクリと痛みをもたらします。でも実はこれには後日談があってめちゃくちゃ後悔だけで終わった訳じゃないんです。その話はまたまた長くなるのでここでは割愛しますが、今から振り返ってみると自分の思い通りにならなかった出来事の裏には何か大きな意味が隠されてることもあるのかも知れないなぁと感じる今日この頃です。それがわかるまでものっすごく長い時間がかかりましたけどね😅とはいえ後悔はできるだけしない方がいいですよね。それでも何か後悔してしまったときのために次の偉人の名言をお送りします。

1つのドアが閉まれば、もう1つのドアが必ず開きます。それはバランスをとるための、自然の法則なのです。

Bryan Adams

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます❤️

それではまた次回~

All is nowΦ

Take care!