現在進行形-動詞が動詞じゃなくなっちゃう!?


Hello, everyone!

麻布ブレインズ英会話スクール講師のYukkieです。

今回は進行形のお話です。進行形はBe動詞+動詞ing(V-ing)で作ります。Be動詞の所に入るのは現在形ならam, are, is, 過去形ならwas, were ですね。そしてその後に動詞にingをつけたものをつなげるのですが、動詞にingをつけたものを動詞だと勘違いしている人がなんと多いことか…でもこれは皆さんのせいではありません。進行形を教えるときに公式だけを押し付けて教えようとする方が悪いんです。だから今回は私が動詞-ingが何なのかをきちんと解説しちゃいますよ!

では次の3つの例文を見てください。

Kei plays tennis every day.(ケイは毎日テニスをします)

Kei played tennis yesterday, too.(ケイは昨日もテニスをしました)

Kei is playing tennis now.(ケイは今テニスをしています)

それぞれの文の動詞(V)がどこか考えてみてください。最初の文のVはplaysですね。2番目の文のVはplayedです。では最後の文のVはどこだと思いますか?答えは is です。playingは動詞じゃぁありませんよ。基本的に英語の1つの節(主語S・動詞Vが入っている文)にVは1つだよ、と何度か申し上げてきました。もしplayingが動詞だとするとVVと動詞が2つ並んでしまう文章になってしまいます(I read and write English every day. のようにV and VならOKですが)。では動詞にingがついたものって一体なんなんすかね。では次の図をご覧ください。    playという動詞一つ取っても動詞って実は様々な形に変化するんです。現在形や過去形、そして現在分詞なんてのもあります。現在分詞は動詞にingがついたもののことです。ではそれぞれどんな役割を果たすのか次の図で見てみましょう。

図でわかるように実は現在形と過去形のみ動詞(V)の役割を果たすのです。動詞にingがつくともうそれはVではなくなります。現在分詞は基本的に形容詞のような役割になります。形容詞のような、と書いたのは動詞が変化した形になるので後ろに目的語の名詞が来ることがあり、純粋な形容詞ではないので、ような、と書きましたが、Vではないということは確かです。

I am happy.という文を思い出してください。happyは形容詞でVではないのでこの英文のVはBe動詞amです。現在進行形も同じことが言えます。ですので先ほどのKei is playing tennis now. の文ではplayingは動詞ではないので必ずBe動詞が必要になる訳です。さらに現在分詞には時制がないのでBe動詞がないと現在なのか過去なのか時制がわかりませんし、そもそもBe動詞がないと否定文も疑問文も作れません。だから進行形の文を作るときBe動詞を抜かすことは絶対できないのです

動詞にingがついたら動詞じゃなくなる! 

今日はこれだけ覚えておいてください😌

最後まで読んでいただきありがとうございます。それはまた次回~Take care!