文型3-英文のパターンは5つだけ?な件


Hello, everyone!

麻布ブレインズ英会話スクール講師のYukkieです。

前回ご説明した文型の続きです。まずこちらの例文をご覧ください。

Tom sends Mary a card every year.(トムはメアリーに毎年カードを送る)

この英文をSVOCに分けると以下のようになります。

TomがS、sendsがV、MaryがO、a cardがO、every yearは副詞のeveryを伴った副詞句となっています。everyから後は文型には入れないのでこの英文のパターンはSVOOになります。このように目的語(O)を2つポンポンと続けることができる動詞がいくつかあります。例えば例文にあるsendや、give、tell、buy、cookなどです。SVOOの場合、最初のOは人(動物の場合もあります)、2番目のOは物事が来ます。それで”人に物を○○する”という意味になります。ここで面白いのは実は最初の目的語を物にすると英文が次のように変わってしまうことです。

Tom sends a card to Mary every year.

みなさんはa cardが先に来た以外で何が変わったかお気づきになりましたか?そうなんです、Maryの前にtoが付きましたね。このtoは○○に、という意味の前置詞なのでこの英文だとtoから後は文型に入れないことになるんです。だから文の意味は同じなのに物が最初の目的語に来ると文型がSVOになってしまうんですねー。

では最後の例文を見てみましょう。

Tom always keeps his room clean.(トムはいつも自分の部屋をきれいにしている)

この英文を文型に分けると以下のようになります。

 

ここではTomがS、alwaysが副詞、keepsがV、his roomがO、cleanがC、となります。alwaysは副詞ですがここで切ってしまうとSしか残らなくなってしまうので、このような場合はalwaysを飛ばして文型を考えます。さて補語(C)は何かとイコールになっているとお伝えしました。ではこの英文ではCは何とイコールなのでしょうか?SのTomがclean?それともhis roomがclean?-そうです、ここではhis roomがcleanなのでO = C という図式が成り立つのです。

3回に渡って文型をお伝えしてきましたが、英文の仕組みを知ることできちんとした英文を作ることができます。一見遠回りなようですが、何となくとか感覚ではなく、仕組みを理解して自信を持って英文を作った方が良いと思いませんか?初めから5文型が難しければ、何がSで何がVかだけでも意識してみてくださいね🎵

それではまた次回~☺️

All is nowΦ

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